学生だけではない。立命館大学教職員組合は、大学が多い京都でも最も強力な共産党系の私大教職員組合であり、京滋地区私立大学教職員組合連合のヘゲモニーを握ってきた。それどころか、大学の最高意思決定機関たる理事会も少なからぬ数の共産党員によって占められてきたようだ。
これら教職員組合や学生自治会をも構成員とする「全学協議会」が大学の運営に関与し、「平和と民主主義」を教学理念に掲げてきたのが立命館大学だ。
もちろん、立命館の「民主主義」の影の面も指摘しないわけにはいかない。共産党系以外の学生がステ貼りしてもすぐに職員に剥がされる。ビラ撒きなどの情宣を始めようものなら職員が飛んできて妨害する。労働運動の面でも、立命館大学教職員組合以外の組合は著しく冷遇されている。
だが、良くも悪くも続いてきた立命館大学の「平和と民主主義」は、80年代半ば頃から徐々に変質を始めた。「共産党大学」とまで呼ばれた立命館が産学協同に舵を切りはじめ、次々に財界受けのする新学部・学科を創設。94年には滋賀県草津市に新キャンパスを開設。2000年には大分県に立命館アジア太平洋大学を開学。今や経済誌で「改革のトップランナー」と持ち上げられるまでになった。
このような華々しい拡大路線のコインの裏をめくってみよう。二部は96年に「夜間主」に衣替えしたものの、それも既に新入生の募集は停止しており、在学生が卒業すれば廃止される運命だ。職員の半数は有期雇用の非正規労働者に置き換えられた。当然ながら、こうした大変革は立命館に様々なきしみをもたらしている。
これから折に触れてこの大学を定点観測しようと思う。それは、新自由主義に突き進む日本社会を考える上で立命館大学が貴重な材料を提供してくれていると考えるからだ。
長くなってきたので今日は前置きだけにするが、観測結果をおいおい発表していくつもりだ。
なお、メールアドレスを公開することにしました。roudoushalアットyahoo.co.jpです。立命館大学に関する情報も待っています。
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自治会活動は、「熱心な優等生作り」しか考えない別な意味でのエリート育成しか考えていないようでした。全学連のサイトを見ても私の危惧していたことがまだ続けられています。
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