三番目に思うことは日共スターリン主義による党利党略のための小選挙区における泡沫候補擁立戦術への怒りである。小選挙区制度においては、たった一人の当選者しかいないためにそれ以外の候補者に投じられた票は全て死に票となる。日共スターリン主義はそれを承知で労働者の投票行動を分裂に導き「自民党に勝利を譲った」のだ。
黒目さんや旗旗さんのブログにも同様の記述がありますが、わたしはこういった批判は筋違いではないかと考えます。その理由を以下論じていきます。なお、念のため最初に断っておきますが、別にわたしは共産党員でもシンパでもありません。このブログを読んでくださっている方ならお分かりでしょうが、わたしなぞにシンパシーを抱かれたりしては共産党はさぞ迷惑なことでしょう(笑)。むしろわたしは常日頃ニッキョーの悪口ばかり言っている、どこにでもいる普通の左翼です。
現実的な問題から検討していきましょう。もし選挙共闘が成立し、共産党候補に投じられた票が全て民主党にまわっていたとしたらどうなったか。本当は全ての選挙区について調べるべきでしょうが、わたしにはそんな根性もヒマもないので、今回の自民党の大勝を象徴する地であり、もともとは比較的民主党や共産党が強かった東京で調べてみました。与党が勝利した24の選挙区のうち、民主党と共産党の票の合計が与党を上回っていたのは5つの選挙区です。これを多いとみるか少ないとみるかは微妙です。それに選挙共闘が単純な足し算を結果するとはかぎりません。しかしいずれにしろ「共産党が小泉打倒の闘いの中では桎梏物でしかない」(旗旗さん)というのは言い過ぎではないかと思います。
共産党の「セクト主義」を批判する皆さんは、民主党や社民党についてはどうお考えでしょうか?わたしは必ずしも丹念にニュースをチェックしているわけではないのでよく知らないのですが、民主党や社民党が共産党に対して選挙共闘を申し入れた、という事実があるのでしょうか?社民党は小選挙区に38人の候補を立てましたが、その大半は共産党と同じく当選見込みのない「泡沫」でした。社民党の「セクト主義」へも批判を加えるべきではないですか?神奈川11区の天木直人氏や兵庫1区の原和美氏はどうですか?
わたしも皆さんと同じく共産党はゴリゴリのセクト主義だと思っています。共産党は社民党と選挙共闘しない理由を、「社民党は改憲派の民主党と選挙共闘しているから」と説明していますが、これなど自らのセクト主義を糊塗するためのとってつけた言い訳に過ぎません。ですが、言うまでもなく選挙共闘とは双方の合意があって初めて成り立つものです。仮に共産党が選挙共闘を申し入れたとしても、社民党はともかく民主党がそれを受け入れるなどということは100パーセントありえない、と思いますが。それとも民主党にそっぽを向かれても共産党は滅私奉公すべきなのでしょうか?
次に検討すべきことは、民主党は果たして革新勢力が犠牲を払ってまで勝たせてやる値打ちがあるのかどうか、ということです。わたしは自民党も民主党も新自由主義者の党だと考えています。むしろ民主党のほうがよりはっきりした新自由主義です。その限りでは、自民党を負かすために民主党を勝たせても何にもならないと思います。
ただ、政党や政府の実力は指導者いかんによってかなり変わってくるという現実があります。つまり、小泉純一郎を類まれな指導者と見るか、平凡な指導者と見るか、が問題になります。もし小泉が他に替わりがいない、資本家たちにとって唯一の頼みの綱のような存在だとしたら、小泉を追放するためにあらゆる手立てを尽くし、ブルジョア政党との共闘もすべきです。ですが、わたしには小泉はそれほどの値打ちがあるようには見えません。発言は森喜朗なみにトンデモですし、政策の実行力も大してありません。普通の首相なら調整力を発揮してとっくの昔に郵政民営化法案を成立させていたはずです。靖国参拝への拘泥は明らかに独占資本の利益を損ねています。
もっとも、この点について、正直わたしには多少迷いがあります。小泉は一見バカな行動をしつつ、世の動きを敏感に察する天才なのかもしれません。皆さんのご意見をお待ちしています。
わたしの結論はこうです。共産党は社民党や新社会党、それに多くの進歩的な運動や個人との共闘を追求すべきです。それをネグレクトしている責任が共産党にありますし、おそらく社民党や新社会党にもあります。しかし、民主党に遠慮して候補を引っ込める必要はありません。共産党は腐っていますが革新政党です。民主党は新自由主義政党です。共産党憎しのあまり、このことを見失ってはいけないと思います。
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何が何でも、小泉を政権の座から引きずり下ろす!という決意が強ければ、社民党・共産党の泡沫候補(ごめんね)擁立はナンセンスになると思うし、それほどでもなければ、おお、共産党もがんばって擁立するか。その心意気はみごとである!と言うのではないかなぁ。
俺自身は、かなり迷って、小選挙は民主党。理由は小泉を引きずりおろしたいからです。もしかして、自民党か民主党が圧勝なのが見えていれば、社民党の供託金が守られるための一票を入れたと思います。(うちの小選挙区は、自民1,民主1,無所属(自民)2,社民1,共産1という選挙でした)
どっちにしても、重要な案件は2つ。ひとつはギャンブル性の高い小選挙区制の見直し。もうひとつは、どのあたりの軸で、野党が結集できるか。労働者Lさんの観点からすれば、民主党も与党補完物規定してもかまわないと思う。
昔のことを思い出すと、社共は体制の補完物と規定し、選挙=ナンセンスであったのよりは、今の俺はちょっとはましかも?みんな、いろんな残骸を抱えてます(^^;
共産党の選挙戦術なんですが、別に民主党と無理に共闘する必要はないんでしょうがそれとは、別に全小選挙区に立候補する必要はないと考えます。
公明党を見習って小選挙区の立候補者を思いっきり絞り込んで10〜20ぐらいにする。獲得議席目標を20だとか30ぐらいに設定すれば党員、支持者の人達も少しはやりがいが出てくると思うのですが。
http://yaplog.jp/dione/archive/29
http://yaplog.jp/dione/archive/30
http://yaplog.jp/dione/archive/31
それのトラバですが、共闘云々に関する基本的なスタンスの違いに関して、こちらも参考にしてみてはいかかでしょう
http://mudaimudai.exblog.jp/938655
#あまりblogという文化はよくは知らないので、まずい行為であるようならば遠慮なく削除してください。
kamakazuさん、こんにちは。そうですよね。そもそも小選挙区制が悪い。しかも小選挙区制を導入したのは自民党ではなくて今おもに民主党に集まっている人たちときてますからねえ。ま,そんなことグチってもはじまりませんが。
うりぼうさん、はじめまして。共産党の全選挙区擁立は無駄だとわたしも思います。ただ、民主党に遠慮して候補を引っ込める必要はないという考えです。
ワンダラーさん、こんにちは。ブログの紹介ありがとうございます。さっそく見にいきました。わたしもブログ初心者なので当てになりませんが、何の問題もないと思いますよ。
カンベンしていただいて。。
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@まず、私は現在は「左翼」ではありません。巷間言われる暴力による権力奪取に
"今のところは反対する" 立場です。
現行の選挙システムで「勝ち」を目指すべきだ、と考えています。
ですから全く「ただの人」です(笑)政治にウトいただのおっさんのボヤキです。
そういう立場から書きます。
A民主党への見方ですが、私は、民主党"左派"(といって線引きが難しいが)を、
◆「敵側」へ押しやってはいけない◆ と思います。
加えて
◆左派性を維持するためであっても民主党を割らせてはいけない◆と思います。
<修正主義者でさえない、これはもう保守ですね・・すみません(苦笑)>
民主党が保守与党の補完物に過ぎないという見方は あっちこちにたくさんあり
ますが。私は労働者Lさんの明快な書込みにより ハッとして目が覚めたように
気づかされました。(しばらく忘れていた・・笑)
しかし!、現行システム上で、よりマシな政治システムの構築を目指すという
ひ弱なスタンスから計ると、
たとえば一人の政治に無関心な人が、
A−まず政治に関心をいだくこと(とりあえず選挙に行くこと)
B−積極的に情報を得、与党官僚システムの功罪(=害)に気づくこと
C−「害」への処方箋を自ら考え行動を起こすこと(野党への投票を含む)
D−「害」の除去をより強く願い、行動を拡大すること
こんな例はいかにも「無さげ」ですが、仮に上のABCDの順に政治への関心
を高めていく過程があったとして、
(左翼からコケて 無為な時間を過ごした"後"の私がまさにそうでした)
これらの段階において、たとえば、AやBの状態の人々に、いきなり、
★「民主党なんて結局は擬似自民党じゃないか、同じアナのムジナさ」
と言ってのける社共がいたとすると、今回特に、そういうのはアホだ!と思うん
ですね。 選挙にさえ興味が無かった状況だったのですから、
★「あなたの民主党への投票はりっぱでした。与党官僚の「害」を見抜いて、
より正しい少数派を支持したんですね。でも・・もっと深く考えてみて
ください。民主党って、いったいどんなことを主張していますか?
お金を出しているのは誰なんしょうか。」
といったふうに、==姿勢への一定の評価 と さらに深める奨め== を
しなければ いけないのではないでしょうか。
そういういわば「生ぬるい感性」を否定しては、「多くの人々の支持を得る」
ことは、無理だろうと思うわけです。各ケースに応じて、少しでも共生へと促す
姿勢が必要だと思います。
ところで、今回の選挙って いったいなんだったのでしょうか。
小泉さんへの支持が そのまま選挙の勝利だったと思うのですが、前回民主党に
投票したけど、今回は自民に鞍替えした投票者は ぬるい私が思うにはきっと、
→「改革」をこそ望み、
→ 官僚システムへの「否!」を表明し、
→ 民主党(の正体)に対して 期待薄 を断じた
のではないでしょうか。
だとしたら左派は(人民に媚びてはいけないのかもしれませんが)、それらの
改革を望む姿勢を まずは評価しつつ、小泉首相の「改革」が【ウソ】だという
ことを、地道に暴露していくことが求められているのではないでしょうか。
保守右派の御用経済学者でさえ、日本経済のディフォルトの危機を宣伝している
ような現況ですし、こういう方々の「専門的」見識さえ取り込みながら、今こそ
広い意味での左派・野党の結集が求められているのではないでしょうか。
B上と少し矛盾したようなことを書きます。
時間を選挙前に戻すことはできませんが、私は選挙前から「たとえ なまぬるく
てもなんでも、早急に野党は団結しなければならない」と思いました。
選挙の結果を見て、「やっぱりこうなってしまった・・」と少し悲しかった。
不思議と左派の書込みでは あまり深く論じられていないようですが、
◆衆議院の3分の2を独裁的与党が占有してしまった◆
という==敗北の事実==です。 (公明党を独裁的与党に含みます)
憲法改正のみならず、あらゆる悪法を、円滑に通す【力】を持たせてしまったと
いうことです。しかも、「私は独裁だよ!」と公言させながら、それを許して
しまった。
「左翼はそれほど負けていない」という肯定的側面以上に、この 決定的敗北 を
かみしめる必要があるのではないでしょうか。
私は、自派の主張にこだわるあまり「狭小にカタクナに左翼の矜持を守る」行為
こそ、 子供たち=未来の人民 への大罪である・・と思います。
(ワタシ的には、そっちの方がよっぽどヌルいぞ!と感じます)
◆石にかじりついてでも独裁を阻止するような有効策◆
に打って出るべきだったのでは なかったでしょうか。
そういう「柔軟性」が普通の生活を営む私たちには備わっているのに左派政治家
には どうして無いのか・・と感じます。
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93年の「政界再編」で政権交代で盛り上がっていたとき、わたしは「改憲派が衆議院の3分の2を制してしまった」ということがもっとも気になっていました.それ以来ずっと,改憲派は3分の2を維持しています.今に始まったことではないと思いますよ.参議院の「チェック機能」も,この前は珍しく発揮されましたが,もともとほとんどないようなものですし,どのみち公明党の力を借りなければ自民党が法案を通せない状況も変わってないですしね.その点はあまり変わってないと思いますよ.
小泉政治に対する批判から民主党に投票した人たちを一定評価すべきだ、というご意見にはまったく異存はありません。それどころか、たとえ自民党に投じたとしても、若い人たちが投票に赴いたのはいいことだ、とわたしは以前も書いています。
前原が代表になり、ますます民主党は自民党のコピーになってしまうのでしょうか。わたしの主張が当たっているということなのかもしれませんが、ちっとも嬉しくないです。