しかし、学校制度に影響を与えたのはこのような上からの力だけではない。高度成長期以後、工業化によって疎外されてきた人たちの異議申し立て、すなわち反公害運動・消費者運動・ウーマンリブやフェミニズムと軌を一にして、登校拒否の子どもたちが現れてきた。そして登校拒否=不登校の子どもの出現を追いかけるようにして、80年代半ば頃から各地にフリースクールが設立されるようになった。
このような話をしてきたのも、わたしがあるフリースクールのスタッフをしているからだ。給料は出ない。というか経営状況があまりにも悪いので自主的に返納している。収入は別の仕事で得ているが、バイト=非正規労働だ。不登校やフリースクールと、非正規労働。このふたつの問題系は微妙にリンクしている。
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