ACW2は全国のコミュニティ・ユニオン運動を基盤にしている。コミュニティ・ユニオンは各企業で孤立する労働者を企業の枠を超えて組織し、不当な扱いを受けても泣き寝入りせざるをえなかった人たちを救ってきた。ときに「駆け込み寺」と言われる所以である。
しかし、駆け込み寺であることは同時に弱みでもある。駆け込んできた労働者の多くは自分の問題が解決するとユニオンをやめてしまう。旧来の企業内組合が良くも悪くも会社内の濃密な人間関係を利用して組織していたのに対し、コミュニティ・ユニオンにはそんな紐帯はないのだから。
個別労働問題を解決するだけならそれでもさして支障はないかもしれない。だが、際限なく起きる労働問題を抜本的に解決するためには、政府・資本の新自由主義的な労働政策と対峙する運動が必要だ。
そこでACW2の出番だ。「こんど労働契約法制の集会があって、ウチからも10人出せってACW2がうるさいから、悪いけど来てくれない?」とかユニオン活動家は組合員のオルグの言い訳にACW2を使ってしまったらいい。
「ゆるやかなネットワーク」とか流行りだが、あまりゆるやかすぎるのも考えもの。誰かが憎まれ役を買ってでて、みんなを動かさなければならない。かっては政治党派とかナショナルセンターがそういう役回りだったが、もはやそういう時代でもないし。
それにしても、ACW2の「愛も仕事も生きがいも」ってスローガンはダサい。ダサいくらいがちょうどいいのかな。
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